関西最大規模のアリーナが大阪・吹田の万博記念公園駅前に誕生する!?

2019年09月17日
万博公園アリーナ計画


 

目玉が飛び出るほど、凄いニュースが舞い込んできました!!!!

大阪府吹田市にある、大阪モノレール「万博記念公園駅」前に、コンサートや国際的なスポーツ大会を開催できる"関西最大となる"多目的アリーナを建設する構想が発表されました!


アリーナのイメージ図
コンサート使用時のイメージ図 出典:大阪府資料



万博公園にアリーナ 大阪府、25年万博までに開業
https://www.nikkei.com/article/DGXMZO49893870X10C19A9LKA000/

大阪府は17日、万博記念公園(吹田市)に1万5千人以上が収容できるアリーナを整備する計画を明らかにした。民間事業者が整備して運営する民設民営の方式で、夢洲(ゆめしま)での国際博覧会(大阪・関西万博)が開かれる2025年までの開業を目指す。吉村洋文知事は記者会見で「世界規模のスポーツ大会やコンサートができる施設にしたい」と話した。ー以下省略ー



アリーナのイメージ図
スポーツ大会開催時のイメージ図 出典:大阪府資料


あわわわわわ( ゚Д゚)

あまりに唐突なニュースにびっくりしてしまいました。こんなに驚いたのは、同じく万博公園エリアに開業した「エキスポシティ」の計画が発表された時以来かもしれません。

ということで今回は、万博記念公園駅前に計画している"関西最大のアリーナ"について、詳しくご紹介していきたいと思います。










そもそもなんでアリーナを建設するの?

国際的なスポーツ大会や大規模なコンサートを開催できる場所が、首都圏に比べて圧倒的に不足している関西。そんな状況を改善しようと、大阪モノレール万博記念公園駅の南側に、関西最大となる多目的アリーナを建設しようというもの。

実際にここ数年はCD不況などの影響により、コンサートで収益を稼ぐアーティストが増加しており、2008年からの10年間でコンサートの総数は2倍ほどに増加しています。近年はコンサートやショーなどのエンターテインメント需要は高まる一方となっています。

しかし、会場が不足している関西では、アーティストが1年以上前から会場を押さえておく必要があるなど、かねてから大規模アリーナの必要性が議論されてきました。




万博公園のアリーナはどこに建設するの?

万博公園に計画されている多目的アリーナは、大阪モノレール万博記念公園駅の南側にある「ホテル阪急エキスポパーク(20年2月末閉館)」「万博公園中央駐車場」の場所に建設予定となっています。これらの土地は、大阪府の所有地となっています。


アリーナの建設予定地

計画地には「万博記念公園中央駐車場」「ホテル阪急エキスポパーク(2020年2月29日閉館)」「万博記念ビル(旧協会本部ビル)」などがあります。







大阪モノレール「万博記念公園駅」から、アリーナ建設予定地を見た様子。手前が「万博記念公園中央駐車場」。







周辺の土地も合わせて再開発される?

万博記念公園前に計画されている多目的アリーナの周辺には、府が所有している土地がいくつかあります。


アリーナ建設予定地1-min


計画されている多目的アリーナの建設予定地(ホテル阪急エキスポパーク・万博中央駐車場)周辺には、府が所有する土地が広がっており、これら全てを合わせると約17ha(エキスポシティと同様の規模)となります。



府の所有地には他に「万博記念ビル」や「千里住宅展示場(ABCハウジング)」があります。アリーナのみの運営では採算が取りにくいことを考慮し、これら周辺の土地もアリーナを建設する民間業者に貸し出した上で、同時に開発させる意向を示しています。


千里住宅展示場
千里住宅展示場(ABCハウジング)




アリーナの規模は?

大阪府の吉村知事は、定例記者会見で「最低でも固定席が1万5千席以上、横浜アリーナクラスにしたい」と語りました。これは大阪でなら大阪城ホール(固定席9千席・最大収容人数1万6千人)を超える大きさで、京セラドームよりは小さい規模になります。

まだ計画段階で具体的な内容が出ていないのでわかりませんが、2万人以上を収容できる多目的アリーナの建設を想定していると思われます。






アリーナの使用用途

万博記念公園駅前に計画されている多目的アリーナは、国際的なスポーツ大会や、コンサートなどの使用を予定しています。吉村大阪府知事知事が記者会見で例にあげた横浜アリーナは、音響設備が充実していることもあり、使用用途の約8割がコンサート関連となっています。

万博公園に計画する多目的アリーナもコンサートが主な使用用途になるとみられ、その他にバレーボールのワールドカップや、フィギュアスケートの選手権などの開催も想定しているそうです。




アリーナの建設から完成までの流れ

アリーナの建設及び運営は民間業者に任せ、大阪府は土地を10年単位で貸し出すことを検討しています。2019年秋にも一般公募を開始し、2020年春に事業者を決定する予定です。その後、2025年までの完成を目指しています。



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