最も利用者が多い駅はどこ?大阪モノレールが最新の「駅別旅客数」を公開!
2023年06月24日
大阪空港(伊丹空港)から門真市の約21.2キロを走り、大阪中心部から放射状に延びる私鉄路線を環状に接続する「本線」と、吹田市の万博記念公園から茨木市の彩都西までの約6.8キロを走る「彩都線」の2路線を持つ大阪モノレール。その営業距離は約28キロにおよび、国内で最も長い距離を走行するモノレールとして知られています。(世界でも中国重慶市の「重慶モノレール」に次いで世界2位)
今回はそんな大阪モノレールが公開した2022年度の決算状況から「駅別旅客数」をピックアップ!各駅の利用者数をまとめてご紹介したいと思います。
2022年度の大阪モノレール旅客数は約4,432万人!
2022年度の大阪モノレール旅客数は「約4,432万」。これは前年度よりも600万人以上利用者が増えた形で、新型コロナの規制が和らぎ、旅客数は大きく回復傾向にあることがわかります。
■大阪モノレール旅客数および旅客収入
ただ、過去最高の旅客数となった2019年度は「約4933万人」だったので、まだコロナ禍前の水準には回復していないことがわかります。
続いては駅別の旅客数を表にまとめてみました。比較がわかりやすいように、前年度(2021年度)の旅客数とコロナ禍前(2019年度)の旅客数も合わせて掲載しています。
駅別の乗降客数
駅名 | 2019年度 1日平均旅客数 | 2021年度 1日平均旅客数 | 2022年度 1日平均旅客数 |
千里中央 | 41,961人 | 30,270人 | 35,972人 |
南茨木 | 30,589人 | 24,711人 | 28,446人 |
蛍池 | 29,219人 | 21,962人 | 26,320人 |
門真市 | 22,615人 | 17,381人 | 18,978人 |
万博記念公園 | 20,936人 | 13,118人 | 18,650人 |
山田 | 18,986人 | 15,637人 | 18,098人 |
大阪空港 | 17,133人 | 9,576人 | 14,134人 |
大日 | 14,947人 | 12,454人 | 13,848人 |
少路 | 13,106人 | 10,836人 | 12,226人 |
彩都西 | 10,848人 | 8,823人 | 9,804人 |
南摂津 | 9,921人 | 8,421人 | 9,028人 |
柴原阪大前 | 10,088人 | 8,043人 | 8,954人 |
阪大病院前 | 8,226人 | 7,152人 | 7,840人 |
宇野辺 | 7,487人 | 6,394人 | 7,174人 |
摂津 | 5,374人 | 5,004人 | 5,276人 |
沢良宜 | 3,679人 | 3,544人 | 3,988人 |
豊川 | 2,965人 | 2,559人 | 2,834人 |
公園東口 | 1,494人 | 904人 | 1,312人 |
※2022年度は乗降客数を算出するため、大阪モノレール「駅別旅客数」を×2としています。
※2019年度・2021年度の利用者数
参考資料:https://omsv.co.jp/wp-content/themes/omsv/pdf/media_guide2023.pdf
新型コロナウイルス禍の影響が和らぎ、18あるすべての駅で前年度の利用者数を上回る結果となりました。最も利用者が多い駅は「千里中央駅」。次いで「南茨木駅」、「蛍池駅」となっており、私鉄との乗り換え駅が上位を占めていることがわかります。
千里中央駅がある千里中央エリア。北大阪急行線の乗り換え駅で利用者も多い。
一方で、最も利用者が少ない駅は「公園東口駅」。次いで「豊川駅」、「沢良宜駅」となっています。
コロナ禍の外出規制緩和などにより緩やかな回復傾向にある大阪モノレールの旅客数。沿線の人口は微増傾向が続いているほか、沿線では大規模な再開発計画や大阪モノレール本線の延伸計画もあり、今後も旅客数は増加傾向で推移するのではないかと予想されます。
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