JR茨木駅西口の再開発が動きだす!?茨木駅前ビル再整備事業

2016年05月23日
茨木市



以前から当ブログでご紹介してきたJR茨木駅周辺の再整備事業。主にJR茨木駅のリニューアル状況をご紹介してきましたが、今回はJR茨木駅西口にある「JR茨木駅前ビル」の再整備事業についてご紹介します。


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再開発が予定されている「JR茨木駅前ビル」及び「JR茨木駅西口バスターミナル」。


茨木駅前ビル再整備(大阪府茨木市)/市が2棟建替案提示/検討委、16年内にも方針
https://www.decn.co.jp/?p=68225

大阪府茨木市は15年度に委託した「JR茨木駅西口駅前周辺整備基本計画検討業務」(担当=アール・アイ・エー)の成果の一部を明らかにした。同駅の西口駅前ビル(西駅前町4)の建て替え案で、駅と東海道本線に近い位置に高層の住宅棟を、住宅棟の西隣に低層の商業棟を配置するプラン。このプランをベースに今後、建て替え案を検討する。ビル地権者らでつくる茨木駅前ビル再整備検討委員会は既に耐震改修案を策定。年内にも建て替えるか耐震改修するかのビル再生方針を決める見通し。
 市は基本計画検討業務で、駅西口の配置計画の基本的な考え方を策定。▽駅利用交通と通過交通を分離▽車両・歩行者の分離・整序化▽駅前としてのにぎわい空間の確保-を提示した。
 検討業務では、住宅機能と商業機能を複合化する建築物1棟を整備する案も示したが、住宅棟と商業棟で駅前広場を囲み広場も確保してにぎわいを重視する2棟案が建て替える場合の主力案になった。
 今後、検討委員会では市が提示した建て替え案の検討に着手。委員会は建て替え案の検討業務をアール・アイ・エーに委託する予定。耐震改修案の業務も同社に委託していた。市と同社も委員会に参加している。
 同ビルは1970年の大阪万博開催に合わせて整備され老朽化が進む。地権者らは中長期的なビルのあり方を考え、建て替えや大規模改修を含めたプランの検討を進めている。再生に向けた勉強会は14年度に立ち上げアール・アイ・エーも開催支援などを行ってきた。
 現在のビルの規模はRC造地下2階地上10階建て延べ2万5000平方メートル。共同住宅(201戸)のほか、イズミヤ茨木店などの物販・飲食店などが入居している。住友商事が開発・分譲した。
 市は当初、同駅西口の駅前広場の再整備を先行する予定だったが、老朽化が進むビルも含めた再整備事業を検討することになった。



完成から45年が経過し老朽化が進む「JR茨木駅前ビル」。以前から同ビルとバリアフリー化が問題化していた駅前広場の再開発が模索されていました。「JR茨木駅前ビル」は全面建て替えか耐震改修を軸に再整備を検討してきましたが、今回建て替え案のひとつとして、現在ある「JR茨木駅前ビル」を商業棟と住宅棟に分けて建て替える案が茨木市から提示されました。


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赤線の枠内が再開発が予定されている場所



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茨木市が提示した再整備イメージ図


駅前広場再整備の概要
▽駅利用交通と通過交通を分離
▽車両・歩行者の分離・整序化
▽駅前としてのにぎわい空間の確保



今後はこの建て替え案も踏まえ、JR茨木駅前ビルを建て替えるのか、耐震改修するのかを議論していくことになります。早ければ今年中にも結論が出るとのことですので、今後の動向に注目が集まりそうです。


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