【吹田】都市計画道路・十三高槻線「正雀工区」の3月末開通予定が延期になったようです。一体どうして?

2024年03月18日
吹田市


十三高槻線「正雀工区」の開通が予定より遅れそうです。

大阪市淀川区の十三から高槻市の井尻まで、吹田市・摂津市・茨木市などの北摂各市を結ぶ地域幹線道路として大阪府が整備を進めている「十三高槻線」。慢性的に渋滞が発生している国道171号線や府道14号線(産業道路)のバイパス道路として期待された道路ですが、用地買収などが難航し、都市計画決定から半世紀以上経過した今でも全線開通には至っていません。

十三高槻線にはいくつかの未開通区間があり、そのなかのひとつが吹田市南正雀の「正雀工区」と呼ばれるエリアです。



十三高槻線の「正雀工区」は、阪急正雀駅南側の吹田市南正雀から吹田市吹東町付近にかけて整備中の区間。現在は阪急京都線を跨ぐ高架道路(約650m)および歩道橋を整備中で、2024年3月末の開通を目指して工事が進められていました。


十三高槻線・正雀工区の様子。阪急京都線を跨ぐ高架道路の整備が進められています。

この区間が開通すれば、吹田市の南吹田駅付近から摂津市の大阪府道中央環状線(中環)まで一本の道で繋がることになります。


吹田市吹東町のコーナン付近から見た十三高槻線・正雀工区。


道路の白線をはじめ、街灯などの取り付けも終わった様子。

ようやく開通だ!!と楽しみにされていた方も多いと思いますが、3月末の開通は困難になったようです。

大阪府茨木土木事務所の発表によれば、十三高槻線(正雀工区)の整備に合わせて、道路予定地内に防音施設を建築して地下埋設工事(下水シールド工事)を進めていたが、支障物が見つかった影響で下水シールド工事を中断。3月末時点で防音施設が撤去できない状況になったことから開通を延期するに至ったとのこと。


正雀工区にて整備中の高架道路から摂津市方面を見た様子。


白い箱のような建物が防音施設です。正雀工区の開通には施設を撤去して、道路を整備する必要がありますが、地下に支障物が見つかった影響で工事を中断しているようです。

現在は工事の再開に向けた復旧作業や工程を精査中とのことで、開通の目途が立ち次第、改めてお知らせいたしますとのこと。

んー。楽しみにしていただけに残念ですが、こればかりは致し方ないですね。また開通時期が分かり次第、追ってお伝えしたいと思います。


 
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