JR千里丘駅西口の再開発が具体化!2028年度完成に向け、大きく街が変わりそうです!

2019年08月22日
摂津市


皆さんは「JR千里丘駅」をご存知でしょうか。

JR千里丘駅は、大阪府摂津市千里丘一丁目にあるJR京都線の駅で、各駅(普通)のみが停車します。それほど大きな駅ではありませんが、近年は周辺に大規模なマンションが多数建設されるなど、利用者は少しずつですが増加傾向にあります。

エキスポシティと同駅の間には無料シャトルバスが発着しており、エキスポシティのアクセスにおいて重要な駅のひとつでもあります。

そんなJR千里丘駅の西口は古い家屋や雑居ビルが林立する地域ですが、摂津市主導で大規模な再開発が計画されています。今回は、JR千里丘駅西口で計画されている再開発計画についてご紹介します。




JR千里丘駅について

JR千里丘駅は、大阪府摂津市千里丘一丁目にあるJR京都線の駅。

駅東側には並走するように阪急京都線が走っており、当駅からほど近い位置に「摂津市駅」が2010年に開業している。開業直後は当駅の利用者が一時的に減少したものの、近年は駅の西側に大規模なマンション(ミリカシティなど)が複数建設され、利用者は年々増加傾向にあります。

2018年度は1日あたり約21,000人の利用者があります。





JR千里丘駅西口再開発計画とは

正式には「千里丘駅西地区市街地再開発事業」といいます。

摂津市が主体となって進めている再開発事業で、千里丘駅西口に広がる摂津市域1.5ヘクタールを一体的に再開発する計画です。

現在は雑居ビルや木造住宅などが建ち並んでいる場所を一体的に再開発し、駅前交通広場や超高層マンション(32階建て)や商業ビルなどを整備します。




こちらが完成イメージ図

IMG_7823-min (1)
出典 https://www.city.settsu.osaka.jp/material/files/group/60/setsumeikai_haifu_shiryou.pdf


どひゃーーー

完成イメージ図を見て、「あ〜!あの場所か!」とピンッときた人は凄い。私はJR千里丘駅に時々足を運びますが、「一体どこやねん!ここ」状態です( ゚Д゚)






IMG_E7811-min.jpg

ちなみに現在のJR千里丘駅西口はこんな感じ。

あの完成イメージ図を見て、想像しろと言われるほうが難しいです...



ということで

今回は再開発地区を実際に撮影してきましたので、写真を使ってわかりやすく解説していきたいと思います。






JR千里丘駅西口の再開発予定地はここ

今回の再開発の対象地域を上空から見た様子です。



千里丘駅西口再開発地域-min

再開発予定地は赤枠で囲った場所。

JR千里丘駅の西口(吹田市側)で、再開発予定地には銀行や居酒屋などが入居する雑居ビル、木造住宅などの家屋が約30棟が建ち並んでいます。


再開発予定地にある主な建物
●関西みらい銀行千里丘駅前支店
●北おおさか信用金庫千里丘支店
●馬渕教室千里丘校


この赤枠の場所に駅前交通広場やタワーマンション、商業ビルなどを建設します。





千里丘西口再開発の配置図-min

出典 https://www.city.settsu.osaka.jp/material/files/group/60/setsumeikai_haifu_shiryou.pdf

こちらが再開発地域の配置図(予定)です。

32階建てのタワーマンションは、現在の「関西みらい銀行」がある辺りに建設予定であることがわかります。低層階には商業施設の入居も想定されています。

またJR千里丘駅から歩行者デッキが整備され、産業道路付近(スーパーのマルヤスの手前)まで地上を歩くことなくアクセスできるようになります。






再開発予定地にある建物はどうなる?

この"JR千里丘駅西口の再開発計画"ですが、実は30年以上前から構想がありました。

地域の方々が中心となって、1988年に再開発の準備組合を設立。それから30年間、何度も地権者による話し合いが持たれましたが、なかなか意見がまとまらず、2017年に組合は解散。

その後は市が引き継ぐ形で再開発計画を模索。準備組合が作成した街区整備計画案を基に議論を重ね、ついに具体案を市が示した形になりました。

今後は地域の方々と協力しながら、事業を推進していくと表明しています。




IMG_E7817-min.jpg

こちらはJR千里丘駅西口を出たすぐの場所。

馬渕教室をはじめ、多くの雑居ビルや古い住宅がありますが、この辺りはバスやタクシーなどが乗り入れる「駅前交通広場」となる予定です。




IMG_E7814-min.jpg

周辺には細い路地も多く、かねてから地震や火災などの災害が発生した場合の危険性が指摘されてきました。







IMG_E7820-min.jpg

こちらは「府道大阪高槻京都線(通称:産業道路)」から見た再開発予定地」の様子です。

産業道路沿いには、比較的新しい雑居ビルやマンションなどがありますが、こちらも再開発予定地となっています。これらの建物も、いずれ取り壊されるのでしょうか。





再開発完了は2028年頃を予定

摂津市の計画案では2020年にも事業協力者を決め、早期の事業計画の決定を行い、2028年度ごろの完成を予定しているとのこと。

まだまだ先のことにはなりますが、事業が順調に進めば、JR千里丘駅西口の街並みは大きく変わることになりそうです。


関連記事