どうなる'万博アリーナ計画'!?事業者から寄せられた質問内容が公開されました!
2019年12月28日
今回は大阪府吹田市の大阪モノレール万博記念公園駅前に計画されている「万博アリーナ」について、アリーナ計画に関心がある事業者から寄せられた質問に対して、大阪府が回答を府のホームページに掲載していましたのでご紹介します。

アリーナの建設が予定されている万博記念公園駅前にある「万博記念公園中央駐車場」と「ホテル阪急エキスポパーク(2020年2月末閉館)」。左に大阪モノレール万博記念公園駅、奥にはエキスポシティが見える。
■ 関西最大の大規模アリーナが大阪・吹田の万博記念公園駅前に計画されていることが明らかに!
■ 万博公園に計画する大規模アリーナの概要が明らかに!本日から一般公募が始まりました!
アリーナ計画に関心を寄せる事業者からの質問および、それに対する府の回答が公開されました!
2019年9月に「万博記念公園駅前に15,000人規模の大規模アリーナを建設する」と発表された『万博アリーナ計画』。

出典:大阪府資料
10月から一般公募が始まり、事業者向けの現地説明会も開催されました。そして先日、万博アリーナ計画に関心を寄せる事業者から寄せられた質問と、それに対する大阪府の回答が府のホームページに掲載されました。
万博アリーナ計画は事業者の関心も非常に高いようで、数多くの質問が寄せられていました。その中でもいくつか抜粋してご紹介したいと思います。
主な質問および回答
■アリーナ建設に伴う、万博記念公園駅前ロータリーの移設および改修・万博外周道路の整備は誰が費用負担するの?また具体的な整備計画は?

→駅前ロータリーおよび万博外周道路の再整備は、事業者の提案内容に基づき大阪府が整備する。

→駅前ロータリーおよび万博外周道路の再整備は、事業者の提案内容に基づき大阪府が整備する。
この質問は非常に多かったようです。費用の負担割合を気にする事業者や、具体的にどのような整備をするのかなどの質問が寄せられていました。府はバスロータリーの移設なども検討しているようですが、あくまでも事業者の提案内容に基づき整備する方針のようです。
■ABCハウジング(千里住宅展示場)などがある敷地の引き渡しは2023年4月以降とあるが…?

府はまず赤線で囲った①の府所有地をアリーナ建設用地として事業者に貸し出します。その後、2023年3月末で契約期間満了を迎える「ABCハウジング(千里住宅展示場)」などがある②の府所有地も事業者に貸し出す予定となっています。
2023年3月末の契約期間満了をもって、現所有者(ABCハウジング)とは契約期間延長は予定しておらず、もしアリーナ建設事業者が現れなかった場合でも契約の延長はしないとのこと。

府はまず赤線で囲った①の府所有地をアリーナ建設用地として事業者に貸し出します。その後、2023年3月末で契約期間満了を迎える「ABCハウジング(千里住宅展示場)」などがある②の府所有地も事業者に貸し出す予定となっています。
2023年3月末の契約期間満了をもって、現所有者(ABCハウジング)とは契約期間延長は予定しておらず、もしアリーナ建設事業者が現れなかった場合でも契約の延長はしないとのこと。

つまりABCハウジング(千里住宅展示場)がなくなることは決定事項のようです。
もしアリーナ建設事業者が名乗りでない場合は、どうするのでしょうか。
■ホテルの新設は必須?既存のホテル(ホテル阪急エキスポパーク)を活用することは可能?分譲マンションは建設可能?

→ホテルの新設は必須ではないが、地域の実情を踏まえ提案してほしいとのこと。既存ホテルを活用することも可能だが、法律などの観点から無償譲渡は難しいため、今後事業者と協議していくことになる。分譲マンションは②の敷地においては建設も可能。

→ホテルの新設は必須ではないが、地域の実情を踏まえ提案してほしいとのこと。既存ホテルを活用することも可能だが、法律などの観点から無償譲渡は難しいため、今後事業者と協議していくことになる。分譲マンションは②の敷地においては建設も可能。
府はなるべくアリーナだけでなく、ホテルの新設も検討してほしいようですね。また既存の「ホテル阪急エキスポパーク」を活用することは難しいようで…。また分譲マンションを建設しても良いのかなどの質問も多く寄せられていました。やはり事業者としては分譲マンションの方が採算性が高いのでしょうね。
この質問もいくつかありました。やはり気になる交通アクセスの問題。大阪モノレールの車両増設は現実のものとなるのでしょうか。
周辺に駐車場を新しく新設するような土地はないので、やはり東駐車場や南駐車場を立体駐車場化することになるのでしょうか。
以上が主な質問内容と回答になります。(質問内容は分かりやすいように表現を少し変えています)
気になる方は下のリンクに質疑応答が掲載されていますのでご覧ください。
→万博記念公園駅前周辺地区活性化事業者公募に係る質問に対する回答その①(pdf)
→ 万博記念公園駅前周辺地区活性化事業者公募に係る質問に対する回答その②(pdf)
いよいよ来年4月に事業者から提案が示され、5月にアリーナを建設・運営する事業者を決定する予定の大阪府。今後「万博アリーナ計画」がどのように経過していくのか、当サイトでは注意深く見守っていきたいと思います。
最後までご覧頂き、ありがとうございました。
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