千里セルシーの再開発はどうなった?現在の千里中央を見てきました!

2019年11月28日
豊中市


どうも!皆さんこんにちは。こんばんは。Enjoy EXPO~エキスポシティの管理人アイスマンです。

今回は久しぶりに大阪府豊中市と吹田市に広がる‘千里ニュータウン‘の中心地‘千里中央‘の話題をご紹介します。

2019年5月末で47年の歴史に幕を下ろした大型商業施設「千里セルシー」。閉館から半年以上が経った今、千里セルシーはどうなったのか。また、跡地に計画されている'大型商業施設'とは一体どんなものなのか。最新の情報をご紹介したいと思います。







千里セルシーとは

大阪府豊中市の千里ニュータウンの中心部‘千里中央‘に立地する大型商業施設「千里セルシー」。

千里セルシーが開業したのは、大阪万博直後の1972年。オープン当初は映画館やボウリング場など、娯楽系テナントを中心とした複合商業施設として賑わいました。その後も時代に合わせたリニューアルを重ね、千里ニュータウンの中核施設として多くの人に愛されてる施設となっていきました。


しかし、近年は建物の老朽化が進み、耐震性能にも課題があったことから閉館を発表。2019年5月31日をもって「千里セルシー」は、約47年の歴史に幕を閉じました





千里セルシーの閉館から半年。現地の様子は?


2019年5月31日をもって閉館した千里セルシーですが、その後も飲食店などの一部テナントは営業を続けています。


閉館からまもなく半年。現在の施設はどうなっているのか、現地の様子を確認してきました。





千里セルシーは地上6階、地下1階建て。写真の中央に見合えるステージがある広場が、千里セルシーを象徴する「セルシー広場」。

かつてはアイドルの登竜門ともいわれ、多くのアーティストがこの場所でライブを開催しました。人気アーティストが来るたびに、多くの人で賑わったセルシー広場ですが、現在は閉鎖されて近づくこともできませんでした。







こちらは千里セルシーの地下1階の様子。

施設の大部分が立ち入り規制されている千里セルシーですが、現在も地下階では老舗のパチンコ屋さんが営業を続けていました。








しかし、多くの店舗は移転・閉店したため、ご覧のようなありさま。

ここを抜け道として通行する人も殆どいないようで、警備員さん以外は誰ともすれ違うことはありませんでした。








千里セルシー建て替え計画はどうなる?


商業施設としての役目を終えた「千里セルシー」。

施設を管理する‘阪急阪神ビルマネジメント‘は、千里セルシー建て替えを計画。隣接して立地する百貨店「千里阪急」と一体的な再開発を検討しています。

千里セルシーと千里阪急を一体的に建て替え、跡地には10万㎡を超える大型商業施設の建設を計画しています。



右手に「千里セルシー」で左手に「千里阪急」。

一体的な再開発が検討されている千里阪急は1970年に開業し、82年に増床。この地で約50年間営業している老舗デパートです。




特徴的な外観が目を惹きます。



まだ計画段階で内容は全くの白紙とのことですが、阪急グループが手掛ける大型商業施設とあって、跡地には西宮市にある関西を代表する大型商業施設「阪急西宮ガーデンズ」に倣い、千里版「阪急千里ガーデンズ」のような施設ができるのでは?と噂されています。

とあるテレビ取材による聞き取りでは、百貨店の千里阪急を核とした大型商業施設を検討していると関係者が発言。同じく阪急百貨店(西宮阪急)を核とする阪急西宮ガーデンズのような施設ができるのではないかと考えられるのですが、詳細はまだ何も決まっていないとのこと。




将来的にはセルシー西側にある「ピーコック」なども建て替えか


千里セルシーとは千里中央駅を挟んで西側にあるピーコックストアや立体駐車場。こちらも、大阪府と豊中市、民間企業などで構成する「千里中央地区活性化協議会」によると、将来的に再開発を検討するという指針が示されました。

具体的にはピーコックや駐車場などが入る施設を建て替え、再開発後は新たに商業施設を配置。千里セルシー跡に計画されている商業施設と、地区全体で偏りのない回遊性を創出することを目指しているそうです。




出典:https://www.kensetsunews.com/archives/301790
千里中央地区再開発後のイメージ図





2025年までに部分開業を目指す考え


将来的に建て替えることは決まっているものの、まだハッキリとした計画内容は明らかになっていない「千里セルシーの建て替え計画」。

関係者は2025年に大阪で開催される「大阪・関西万博」までには部分的でも開業させたい方針で、残るテナントとも交渉を進めているそうです。






まだ先の長い話で、今後の具体的なスケジュールも明らかにはなっていませんが、今後も目が離せない千里中央地区の再整備計画。当ブログでも新たな動きがあり次第、随時ご紹介していこうと思います。


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