兵庫県にも大規模アリーナ計画が浮上!?万博アリーナに対抗して兵庫県が検討か
2019年11月06日
今年の9月に突如として計画が発表された'万博アリーナ'計画。
大阪モノレール万博記念公園駅南側に関西最大級となる大型多目的アリーナを建設するという計画が大阪府から発表されました。
万博記念公園南側のアリーナ計画地。手前の万博記念公園の中央駐車場、右手に見えるホテル阪急エキスポパーク(2020年2月末閉館)の敷地に建設を予定。左手奥には大型複合施設エキスポシティがある。
(2019.9.17)
■関西最大の大規模アリーナが大阪・吹田の万博記念公園駅前に計画されていることが明らかに!
(2019.10.08)
■万博公園に計画する大規模アリーナの概要が明らかに!本日から一般公募が始まりました!
(2019.10.13)
■万博公園に計画している関西最大のアリーナ建設場所を実際に見て来た!
画像引用元:大阪府資料
大阪モノレール万博記念公園駅南側に計画する、いわゆる'万博アリーナ計画'ですが、大阪府の土地を民間に貸し出した上で建設・運営を行ってもらう「民設民営」でのアリーナを計画。現在は一般公募が行われている最中で、まだ計画の詳細などは明らかになっていません。
兵庫県にも大規模アリーナ計画が浮上?万博アリーナに対抗か
まだ、計画段階で実際に建設されるかどうかも決まっていない'万博アリーナ計画'ですが、すでに危機感を抱いている自治体があります。それがお隣の兵庫県。昨日の産経新聞である計画が報じられました。
大物タレント独占で大阪一人勝ち? 新アリーナ構想におびえる周辺
https://www.sankei.com/west/amp/191105/wst1911050002-a.html
大阪・関西万博が開催される令和7(2025)年までに、大阪府吹田市の万博記念公園内に2~3万人規模を収容可能な国内最大級のアリーナが誕生する。屋内での音楽ライブやスポーツの需要が高まる中、関西は首都圏に比べてアリーナの少なさが指摘されていた。ファンや興行関係者からは「関西での市場拡大の契機に」と歓迎の声が広がる。一方、大阪に隣接する兵庫県は「大阪に置いていかれる」との危機感を強めており、大阪に負けじと“兵庫アリーナ”の実現を模索している。
兵庫県の井戸敏三知事も危機感を隠さない。訪日外国人客で大阪や京都に水をあけられる兵庫県にとって、成長産業の取り込みは重要課題。井戸知事は大阪のアリーナ発表直後の会見で「規模で負けることになりかねない。新アリーナは検討しないといけない課題だ」と力を込めた。
アリーナに意欲的な井戸知事は「候補地のあてがない」としながらも、可能性のある場所として西宮、明石、神戸の3市を挙げた。~一部抜粋~
https://www.sankei.com/west/amp/191105/wst1911050002-a.html
大阪・関西万博が開催される令和7(2025)年までに、大阪府吹田市の万博記念公園内に2~3万人規模を収容可能な国内最大級のアリーナが誕生する。屋内での音楽ライブやスポーツの需要が高まる中、関西は首都圏に比べてアリーナの少なさが指摘されていた。ファンや興行関係者からは「関西での市場拡大の契機に」と歓迎の声が広がる。一方、大阪に隣接する兵庫県は「大阪に置いていかれる」との危機感を強めており、大阪に負けじと“兵庫アリーナ”の実現を模索している。
兵庫県の井戸敏三知事も危機感を隠さない。訪日外国人客で大阪や京都に水をあけられる兵庫県にとって、成長産業の取り込みは重要課題。井戸知事は大阪のアリーナ発表直後の会見で「規模で負けることになりかねない。新アリーナは検討しないといけない課題だ」と力を込めた。
アリーナに意欲的な井戸知事は「候補地のあてがない」としながらも、可能性のある場所として西宮、明石、神戸の3市を挙げた。~一部抜粋~
ますます需要が増しているコンサートなどのエンターテインメント需要ですが、兵庫県では大規模なホールが神戸市にある「ワールド記念ホール」しかなく、今回の万博アリーナ計画発表に危機感を募らせているとの報道。
関西の主なコンサート会場
施設名 | 最大収容人数 |
京セラドーム大阪 | 55,000人 |
万博アリーナ(計画段階) | 17,000~ 30,000人 |
大阪城ホール | 16,000人 |
和歌山ビッグホエール | 8,500人 |
ワールド記念ホール(神戸市) | 8,000人 |
万博アリーナが誕生すれば、大規模なアリーナが集まる大阪に、コンサート需要等が全て持っていかれてしまうのではないかと危機感を露わにし、兵庫県にも大規模アリーナを建設したいという意欲を示したようです。
アリーナの候補地は西宮・明石・神戸?
兵庫県の井戸知事はアリーナの建設候補地に関して、アテがないと話ながらも、西宮・明石・神戸の3市を候補に挙げました。ただ、いずれも用地確保や交通面の問題など課題は山積しており、実現するにしてもかなりの時間を要するのではないかと思われます。
突如として浮上した兵庫県のアリーナ計画。関西に大規模なアリーナが不足していることは確かですが、施設が巨大になるほど実現までのハードルは高くなります。今後の様子を一利用者として見守っていきたいと思います。
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