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50年前は確かにあった!幻の鉄道駅「万国博中央口駅」

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どうも!皆さんこんにちは。こんばんは。Enjoy EXPO~エキスポシティの管理人アイスマンです。

普段からエキスポシティや万博公園の情報発信をしている当サイトですが、実はその昔、万博記念公園に隣接する形で「万国博中央口駅」という駅があったことをご存知でしょうか。


今回は50年前に存在したという「万国博中央口駅」についてご紹介したいと思います。




万国博中央口駅とは

万国博と聞いてピンっ!とくる方もいるでしょう。

万国博中央口駅は、1970年に大阪・吹田の千里丘陵で開催された‘大阪万博の際に開業した臨時駅。現在の中国吹田IC上り線料金所付近にありました。




万国博中央口駅は北大阪急行線の臨時駅でした。そうです。あの大阪メトロ御堂筋線と乗り入れ、千里中央止まり(2023年度箕面市まで延伸予定)となっているあの路線です。あの路線が万博開催に合わせる形で、千里中央から大阪万博会場(現:万博記念公園)まで乗り入れていたのです。






現在の万博記念公園中央口に繋がる橋の下に駅はありました。万博開催期間のみの臨時駅だったため、1面2線と大きな駅ではありませんでしたが、万博開催期間のわずか半年間に2000~2400万人を会場へ輸送したと言われています。大阪万博の来場者数が約6400万人ですから、万博へ訪れた人の3人に1人がこの駅を利用したことになります。



橋の上から見た中国吹田IC上り線料金所。この場所に駅のホームがありました。


これほど多くの人が利用した背景には、地下鉄御堂筋線(現:大阪メトロ御堂筋線)と相互直通運転を行い、新大阪や梅田などの主要ターミナルから乗り換えなしでアクセスできる利便性が高く評価されたからです。(新大阪まで17分、梅田まで24分だった)

そんなこともあり、万博開催中は約2分30秒に1本という、超過密ダイヤで万博会場に人を運んでいたそうです。



万博開催当時の会場見取り図。中央には「万国博中央口駅」がみえる。

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万博閉幕の翌日には解体・撤去が始まる

万国博中央口駅は万博開催の少し前となる1970年2月24日(万博開幕は3月14日)に開業。万博が閉幕する9月13日まで営業を続けました。

しかし、利便性の良さから多くの人が利用したこの路線も、万博閉幕と同時に終わりを迎えることに。万博閉幕の翌日には、早くも駅と線路の撤去が始まります。これは万博開幕に先立って行われた万博関係者と鉄道会社との話し合いで、万博開催期間中のみの臨時線及び臨時駅だと決められていたからです。


万博関係者の一部やパビリオンを手掛けた芸術家らの何人かは、万博閉幕後も路線及び駅の存続を求めたそうです。しかし、閉幕後は確実に赤字路線になると見込まれていたため、当初の予定通り廃止となります。


当時は万博閉幕後の跡地利用も議論の道半ば。エキスポランド以外はなにもない場所でした。そんなところに路線を残せという方が無理があったのかもしれません。





駅の廃止は跡地の利用にも影響

万博開催時は動く歩道やモノレールが整備され、未来都市をイメージして作られた万博会場ですが、万博閉幕後は跡地に植樹をした上で大規模な公園にする計画が持ち上がります。

そのような計画の基、少しずつパビリオンが撤去されていくなかで、残すべきか、撤去するべきか、議論の対象となるパビリオンもありました。しかし、老朽化や維持費、交通網の不便さなどを背景に、残っていたパビリオンも次々と撤去が決まります。
 



万国博中央口駅廃止後、大阪モノレールが開業する1990年まで約20年にわたり、周辺は陸の孤島状態になりました。万博公園へアクセスするには、自家用車やタクシーを使うか、千里中央やJR茨木駅から出るバスに乗る必要がありました。


以前ご紹介したEXPO'70パビリオン(旧鉄鋼館)内にある音楽堂「スペースシアター」も、鉄道網の不便なこの地で講演を実施しても誰も来ないといわれ、万博閉幕後は活用されることはありませんでした。


■太陽の塔だけじゃない!!万博公園のあの施設も50年ぶりに復活するらしい


駅の廃止が万博会場跡地に与えた影響は想像以上に大きく、万博公園内にあった国立国際美術館も老朽化などの理由もあり、より交通至便な大阪市内に移転することになります。(2004年に移転)



今でこそ耐震補強され、内部に入ることができる太陽の塔さえ、万博閉幕後30年以上放置されてた結果、内部は朽ち果て、見るも無残な姿になっていたそうです。先日ご紹介したエキスポタワーも同じ運命を辿り、老朽化のあげく、取り壊されるにことになります。








現在は、エキスポシティやパナソニックスタジアム吹田などを代表するように、大型開発が続く万博公園周辺。今後も多目的アリーナの新設や、2025年開催される「大阪・関西万博」のサテライト会場の設置が検討されるなど、かつてのような賑わいを取り戻しつつあります。さらに「太陽の塔を世界遺産にする構想」も持ち上がるなど、万博公園周辺はより集客力が増すことは確かともいえる状況です。


そろそろ幻の「万国博中央口駅」に変わる'新駅'が必要といえる時期がきたのではないでしょうか。
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大阪・吹田の大型複合施設エキスポシティが大好きな管理人アイスマンです。自宅もエキスポシティの近所にあります。ただいま気象予報士の資格取得を目指して猛勉強中。

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