千里セルシーの建て替え工事が始動!千里阪急と一体的に再開発し、大型商業施設を建設か。
2019年03月27日
大阪府豊中市の千里ニュータウンの中心部‘千里中央‘に立地する大型商業施設「千里セルシー」。
1972年のニュータウン完成時からある同施設ですが、近年は老朽化が進み、震度6強以上の地震で施設自体が倒壊する可能性が指摘されるなど耐震補強が急務となっていました。
そして2018年3月に施設を管理する阪急阪神ビルマネジメントが「千里セルシーと隣接する千里阪急の一体再開発を検討する」と発表。その後は続報がありませんでしたが、先日少し動きがありましたのでご紹介します。

千里セルシー千里阪急を一体的に再開発し、大型商業施設を計画
大阪府と豊中市、民間企業などで構成する「千里中央地区活性化協議会」は、同地区の活性化基本計画を策定。
これによると、まず商業施設の大街区化を図り北大阪急行線「千里中央駅」東側にある「千里阪急」と複合商業施設「千里セルシー」を一体化し再開発するとしています。
建て替え工事後の施設の主用途は商業施設で、床面積規模は延べ「10万㎡級」を想定しているとのこと。

老朽化が進む百貨店の千里阪急。千里阪急の規模はRC・S造地下1階地上7階建て延べ2万0575㎡。1970年完成。
ちなみに「10万㎡規模」の商業施設とは一体どれほどの大きさになるのでしょうか。下の表は千里中央の近辺にある大型商業施設の延床面積を表したものです。
商業施設名 | 延床面積 |
エキスポシティ | 約223,000㎡ |
阪急西宮ガーデンズ | 約247,000㎡ |
イオンモール茨木 | 約146,000㎡ |
みのおキューズモール | 約107,000㎡ |
‘みのおキューズモール‘の規模が最もイメージに近い感じでしょうか。さすがに阪急西宮ガーデンズやエキスポシティ程の規模にはならない見込み。
駅西側のピーコックなども再開発を検討か
今回の協議会で新たに指針が示されたのは、北大阪急行線「千里中央駅」西側も一体的に再開発するという方針です。
駅西側にあるピーコックストアや立体駐車場などを再整備し、新たに商業施設を配置。地区全体で偏りのない回遊性を創出するとしています。駅西側の再開発も「商業施設」がメインになると予想され、これらが完成すると東側(10万㎡)と合わせ、大規模な商業施設になることが予想されます。
将来的にはエキスポシティ並みの超大型商業施設になる可能性も考えられます。

出典 https://www.kensetsunews.com/archives/301790
新たに発表された千里中央地区の再整備後のイメージ図になります。
大阪モノレールの千里中央駅側から見たイメージ図で、北大阪急行線の千里中央駅を挟むように施設が配置され、1階部分にはバスターミナルのようなものが描かれています。
建て替え後の施設には、広場やバスターミナルも整備
今回示された指針では「セルシー広場」の機能を継承した広場空間を設けるほか、バスターミナルを中央改札周辺に集約。駐車場や道路などの動線も再整備するとしています。

閉鎖されたセルシー広場の様子。
あの‘アイドルの登竜門‘といわれた「セルシー広場」が復活するのは楽しみですね。
新施設の開業は2025年頃?
そして今回の協議会では今後のスケジュールついて、2019年度から施設整備計画の立案や具体化、事業手法や都市計画の検討などが本格化。大阪・関西万博が開かれる25年ごろを目標にまちづくりを進めたい考えであることを明らかにしました。
まだまだ先の長い話で、スケジュールの詳細も明らかにはなっていませんが、今後も目が離せない千里中央地区の再整備計画。当ブログでも新たな動きがあり次第ご紹介していこうと思います。
最新の記事はこちら
■千里セルシーの再開発はどうなった?現在の千里中央を見てきました!(2019.11.28)
■千里セルシーの再開発はどうなった?現在の千里中央を見てきました!(2019.11.28)
- 関連記事
-
-
千里中央に「お酒の美術館」というスタンディング形式のBARがオープンするようです 2023/11/27
-
千里中央に「生ドーナツ専門店」がオープン!高木珈琲が手掛ける新業態店! 2023/11/02
-
「千里キャンドルロード2023」は千里中央公園にて開催されます! 2023/10/29
-
せんちゅうパルに2日間限定でビアガーデンが登場!「パルフェス ビアガーデン」が開催されます! 2023/07/25
-
【朗報!!】千里中央のイオンSENRITO専門館にユニクロがオープンするようです! 2023/07/13
-