エキスポフィーバーは終了!?大阪モノレールの最新の利用者数が発表されました!

2018年10月19日
大阪モノレール



エキスポシティの主要アクセス路線でもある「大阪モノレール」。営業距離が日本最長のモノレールとして知られ、かつてはギネス世界記録でも認められた世界最長の営業距離を持つモノレールでした。(2011年に中国の新路線に抜かれたため、現在はギネス記録には認定されておりません。)現在は、北大阪地区のターミナルである千里中央や、大阪国際空港(伊丹空港)、万博記念公園などへのアクセス路線として、日頃から多くの方に利用されています。また、将来的には東大阪方面への延伸が予定されているなど、今後も大阪の重要な鉄道路線として発展していくことが見込まれています。そんな大阪モノレールの最新の利用者動向が発表されましたのでご紹介したいと思います。


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年間利用者数は過去最高を更新

大阪モノレールを運営する大阪高速鉄道の決算情報によると、昨年度(2017年度)の大阪モノレール全体の利用者数は約4,800万人と、前年度より65万人増加し、過去最高を更新しました。内訳は定期利用者が年間1,834万人と前年より約200万人ほど増加、一方で定期外利用者は約2,965万人と前年より約130万人減少しました。定期外利用者が減少した理由は、エキスポシティの開業フィーバーがあった前年からの反動が影響しているものと思われます。




増加要因は沿線人口の増加

年間(2017年度)の利用者数が過去最高を更新した要因は、沿線人口の増加や沿線開発などが影響しているものと思われます。昨年度は利用者数を押し上げる大型開発こそありませんでしたが、沿線ではマンションの開発などにより人口は着実に増加。このことが利用者数を押し上げる要因になっているものと思われます。





駅別の利用者数

駅名
2015年度
1日平均旅客数
2016年度
1日平均旅客数
2017年度
1日平均旅客数
大阪空港7,071人7,400人7,607人
蛍池12,665人13,433人14,060人
柴原4,587人4,684人4,839人
少路5,873人6,131人6,440人
千里中央19,896人20,806人20,530人
山田8,481人9,078人9,210人
万博記念公園
8,808人
11,976人
10,593人
宇野辺3,711人3,762人3,911人
南茨木14,316人15,195人15,477人
沢良宜1,695人1,758人1,855人
摂津2,472人2,517人2,561人
南摂津4,372人4,584人4,870人
大日6,761人6,999人7,233人
門真市10,706人11,034人11,325人
公園東口1,054人739人771人
阪大病院前3,592人3,638人3,843人
豊川1,597人1,634人1,633人
彩都西4,085人4,371人4,747人


エキスポシティの最寄り駅でもある‘万博記念公園駅‘は前年よりも利用者数が減少。エキスポシティの開業フィーバーで大幅に増加した前年の反動と思われます。その影響は乗り換え駅のある‘千里中央駅‘などにも影響。しかし影響は限定的で、多くの駅で前年を上回る利用者数となっていることがわかります。




今後も増加傾向?

今年度は6月に発生した‘大阪北部地震‘や相次ぐ台風の襲来で運休となることが多かった大阪モノレールですが、利用者は順調に増加していることが明らかになっています。


大阪モノレール

こちらは大阪モノレールの利用者数をグラフで表したものになります。赤線が今年度の利用者数になりますが、地震があった6月を除いて前年を上回っていることがわかります。



将来的には東大阪方面への延伸も決定している大阪モノレール。今後はますます利用者が増えると見込まれており、さらなる沿線の発展が期待されるところです。



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