大阪モノレール‘万博記念公園駅‘の利用者数が急増!一方であの駅だけ減少!?大阪モノレールから最新の利用者数が発表されました!

2017年07月18日
大阪モノレール


エキスポシティの主要アクセス路線でもある「大阪モノレール」。営業距離が日本最長のモノレールとして知られ、かつてはギネス世界記録でも認められた世界最長の営業距離を持つモノレールでした。(2011年に中国の新路線に抜かれたため、現在はギネス記録には認定されておりません。)現在は、北大阪地区のターミナルである千里中央や、大阪国際空港(伊丹空港)、万博記念公園などへのアクセス路線として、日頃から多くの方に利用されています。また、将来的には東大阪方面への延伸が計画されているなど、今後も大阪の重要な鉄道路線として発展していくことが見込まれています。




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■最新の利用実態が発表
そんな大阪モノレールから最新(2016年度)の利用者数が発表されました。それによると、昨年度の大阪モノレール全体の利用者数は約4,735万人と過去最高を記録。利用者数の増加に伴い、運輸収入も約107億円と開業以来最大となりました。




■利用者増加の要因は‘エキスポシティ‘
利用者増加の大きな要因は言うまでもなく‘エキスポシティ‘の開業と思われます。また沿線の人口増加や市立吹田サッカースタジアムの完成や、大学のキャンパスが新設されるなど、沿線開発も後押しした結果、利用者は年々増え続けているみたいですね。


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2015年春に開校した立命館大学大阪いばらきキャンパス。最寄駅は宇野辺駅及び南茨木駅。





■万博記念公園駅は2年で3倍に!
その利用者増加の大きな要因でもある‘エキスポシティ‘の最寄り駅「万博記念公園駅」。最新の利用実態が発表されましたが、エキスポシティ開業以前と比べ、利用者は約3倍に増加したことが明らかになりました。


駅名
2014年度
1日平均旅客数
2015年度
1日平均旅客数
2016年度
1日平均旅客数
大阪空港6,786人7,071人7,400人
蛍池11,653人12,655人13,433人
柴原4,508人4,587人4,684人
少路5,370人5,873人6,131人
千里中央17,878人19,896人20,806人
山田7,391人8,481人9,078人
万博記念公園
3,699人
8,808人
11,976人
宇野辺3,388人3,711人3,762人
南茨木12,936人14,316人15,195人
沢良宜1,601人1,695人1,758人
摂津2,433人2,472人2,517人
南摂津4,123人4,372人4,584人
大日6,402人6,761人6,999人
門真市10,273人10,706人11,034人
公園東口940人1,054人739人
阪大病院前3,391人3,592人3,638人
豊川1,473人1,597人1,634人
彩都西3,700人4,085人4,371人


上記は大阪モノレールの過去3年間の利用者数の状況です。大阪モノレール全駅で利用者は増加傾向にありますが、なかでも‘万博記念公園駅‘はここ数年で利用者が急増していることがわかります。エキスポシティの開業や、市立吹田サッカースタジアムの完成が大きく影響しているとはいえ、ここまで急増するとは個人的には予想していませんでした( ゚Д゚)最新の利用実態では、門真市駅の利用者数を抜き、大阪モノレール全体でも4番目に利用者が多い駅になりました。ただ一方で、ガンバ大阪の元ホームでもあった‘万博記念競技場‘の最寄り駅「公園東口駅」だけは利用者が減少していることがわかりますね。ホームの移転による影響が数字として表れた結果といえそうです。


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エキスポシティから見た市立吹田サッカースタジアム






■今後も万博記念公園駅の利用者は増え続ける!?
エキスポシティや市立吹田サッカースタジアムの完成で利用者が大幅に増加した‘万博記念公園駅‘。今後は来年春に一般公開が予定されている‘太陽の塔の内部公開や、2020年に迎える太陽の塔完成50周年式典など、今後も多数の大型イベントが予定されています。そのため、しばらくは利用者が増加するものと思われます。


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2018年3月に内部の一般公開が始まる太陽の塔




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