エキスポシティの観覧車は3代目だった!?知られざる観覧車の歴史
2016年06月09日
2016年7月、大阪府吹田市の大型複合施設「エキスポシティ」に誕生した、日本一高い観覧車「REHORSE OSAKA WHEEL」。
エキスポシティが立地する場所は、2009年2月まで遊園地の「エキスポランド」がありました。そのエキスポランド時代にも大きな観覧車があったわけですが、実はそのエキスポランドの観覧車も‘2代目‘。
つまり現在の「REDHORSE OSAKA WHEEL」は、3代目の観覧車ということになるのです。一体どういうことなのか。この地に伝わる観覧車の歴史を紐解いていきたいと思います。
歴代の観覧車があった場所
現在のエキスポシティにある日本一高い観覧車‘REDHORSE OSAKA WHEEL‘ですが、この地では3代目の観覧車にあたります。
初代はエキスポランド時代にあった「ワンダーホイール(1970~1986年)」という観覧車。現在の「ららぽーとEXPOCITY」のちょうど中央あたり「光の広場」付近に立地していました。
その後、エキスポランド時代の2代目となる観覧車「テクノスター(1986~2009年)」が、茨城県つくば市から移設されます。多くの人に愛された観覧車でしたが、2009年のエキスポランドの閉園とともに解体されてしまうことに...
そして今再び、大型複合施設EXPOCITYとして再出発したこの地。ランドマークとして建設されたのが、3代目となる日本一高い観覧車「REDHORSE OSAKA WHEEL」です。
【1970~1986年】初代観覧車「ワンダーホイール」

出典 http://blogs.yahoo.co.jp/kanemaru1967/62086919.html
1970年に大阪・千里で開催された「日本万国博覧会」のエキスポランドに設置された観覧車。高さは約40mで、ゴンドラ数は全24基でした。設置場所は現在の「ららぽーとEXPOCITY」の光の広場付近。
1986年に2代目の観覧車「テクノスター」と交代する形で撤去解体されました。
【1986~2009年】2代目「テクノスター」

出典 http://blog.osakanight.com/article/eid315.html
1985年に茨城県筑波で開催された「国際科学技術博覧会」のテクノスコスモス館の一部として建設された観覧車。高さは約85mで、ゴンドラは全48基。博覧会閉幕後にエキスポランドへ移設されたが、エキスポランド閉園に伴い2009年に解体されました。2代目の観覧車「テクノスター」は万博外周道路に面する場所に設置されていました。
現在のエキスポシティの平面駐車場「B」と「C」の間ぐらいに立地していました。
【2016年~】3代目「REDHORSE OSAKA WHEEL」

エキスポシティのランドマークとして建設された全高123mの日本一高い観覧車。ゴンドラは全72基で国内で最も多い。
こうやってエキスポランド時代から観覧車の歴史を見てみると非常に面白いですね。観覧車が同じ地に3回も建設されたのは、世界中をみてもここエキスポシティだけではないでしょうか。
観覧車の高さは時代を追うごとに高くなっており(40m→85m→123m)、ゴンドラ数は不思議なことに(24基→48基→72基)と24基ずつ増えています。また同じ敷地内とはいえ、建設場所が異なるという点も興味深いですね。

そのすべての観覧車をずっと傍で眺めてきた「太陽の塔」。どんな思いでその様子を眺めてきたのでしょうか。
最後までご覧いただき、ありがとうございました。
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