茨木市南部で計画されているイトーヨーカドーの巨大SCを調査してきました!

2016年05月15日
茨木市



昨年の1月頃に産経新聞によって報じられた‘イトーヨーカドーが茨木市南部に西日本最大級の大型商業施設を建設する‘というニュース。このブログでも何度か取り上げさせてもらっていますが、今回は約4ヶ月ぶりに現地の様子を見てきましたのでご紹介します。



建設予定地
茨木再開発地区
茨木市目垣・南目垣・東野々宮地区





ヨーカ堂、茨木に西日本最大のSC出店検討 29年度にも着工
http://www.sankei.com/west/news/150120/wst1501200023-n1.html

セブン&アイ・ホールディングス傘下のイトーヨーカ堂が、大阪府茨木市で同社としては西日本最大級となるショッピングセンターの出店計画を進めていることが19日、分かった。大規模な区画整理事業が行われる地域で、ほかに竹中土木(東京)が大規模な物流施設の誘致を計画している。平成29(2017)年度にも着工する見通し。

竹中土木は大規模物流施設を計画

イトーヨーカ堂は全国に182店展開しているが、関西では京都、奈良、大阪、兵庫の4府県に計11店と手薄で、ライバルのイオンに後れをとっている。今回進出する地域は子育て世代が多く、近隣の大阪府高槻市や寝屋川市、京都府内からも来店が見込めると判断した。茨木市内の大型ショッピングセンターとしては、すでにJR茨木駅そばにイオン茨木ショッピングセンターがあり、競合することになる。

予定地は27ヘクタール

進出予定地は同市東部で大阪府中央卸売市場の北東側にある府道十三高槻線沿いの農地約27ヘクタール。関係者によると、竹中土木とヨーカ堂が昨年末、地権者らに計画を提案した。半分程度の敷地に総合スーパーのイトーヨーカドーを核にしたショッピングセンター、残り半分に物流施設などをつくる。これらで計約5千人の雇用が創出すると見込まれている。一帯は災害時の避難拠点としても利用できるようにする計画だ。今後、竹中土木が区画整理事業者として地権者らと協議し、合意形成を図る。地権者は農地だけでも244人と多数に上り、協議の過程で計画内容の修正もあるという。事業化区域の線引きなどの手続きは28年度から実施される。着工は29~30年度になる見込み。




現地の様子

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約4ヶ月ぶりに現地の様子を見てきましたが、以前と様子は変わらず建設予定地には農地が広がっていました。産経新聞の記事によると早ければ2017年度にも事業化の協議を開始、2018~2019年度にも着工とあります。ただ開発予定地は約70ヘクタールにも及び、地権者が多いため協議次第で計画変更もありえるとのことです。茨木市の公式ホームページでも「今後地権者の合意を得て、計画の具体化を図る主体として選定されたものであり、事業化が決定したものではありません」とあります。

茨木市公式ホームページ
http://www.city.ibaraki.osaka.jp/kikou/toshiseibi/toshiseisaku/menu/kouikikansen2/



イトーヨーカドーが計画する巨大SC

イトーヨーカドーが茨木市南部に計画している巨大SC。予定地は27ヘクタールのうちの約半分(13.5ヘクタール)であると報道されています。実は先日、千葉県の柏市にほぼ同じ広さの巨大SCがオープンしました。

■施設概要
●施設名称 セブンパークアリオ柏
●敷地面積 約130,000㎡
●店舗面積 約65,000㎡
●建物構造 地上3階建て
●駐車台数 約4,000台
●店舗数* 約200店舗
●開店日* 2016年4月25日(月)



千葉県柏市に誕生したイトーヨーカドーを主体とした巨大SCの名称は「セブンパークアリオ柏」。イトーヨーカドーが展開するSC「アリオ」史上最大の広さを誇り、体験型施設を随所に配置した次世代のSCとして注目されています。開業からわずか10日間で100万人が来店するほどの賑わいをみせています。



敷地内にはさまざまな遊具が設置されているほか、バーベキュー場も整備されるなど、今までの「アリオ」にはなかった仕掛けが随所に見られます。



今回ご紹介した「セブンパークアリオ柏」ですが、敷地面積が約130,000㎡と、茨木市南部で計画が進む巨大SCとほぼ同じ広さになります。今後、イトーヨーカドーはこの次世代型SCの展開を積極的に行っていくと予想されることから、茨木市南部で計画されている巨大SCも似たようなものになるのではないでしょうか。もしかしたら数年後に「セブンパークアリオ茨木」なんていう巨大SCが誕生しているかも・・・・。




もちろん、まだ計画段階であり事業が正式に決定したわけではありません。今後も長い目で様子を見ていきたいと思います。


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