茨木市の安威川ダムに「日本一長い吊り橋」ができるようです!現地の様子を見てきました!

2023年10月06日
茨木市


どうも!「Enjoy EXPO」のアイスマンです。

今回は茨木市北部の通称'いばきた'にて建設が進められている「ダムパークいばらき」についてご紹介いたします。


安威川ダム展望台から見た安威川ダム(2023年10月上旬撮影)

1967年7月の北摂豪雨を契機に、安威川流域の抜本的な治水対策として整備計画が持ち上がった安威川ダム。紆余曲折がありながらも2014年11月にダムの本体工事に着手し、2022年1月には堤体盛立が完了。2023年9月1日に供用を開始しました。


安威川ダム(2023年10月上旬撮影)

安威川ダムは岩や岩石を積み上げて造るロックフィルという形式で整備されました。総貯水量は約1,800万立方メートル。安威川において、100年に1度の大雨(時間雨量80ミリ程度)まで洪水被害を防ぐことができるそうです。


安威川ダム(2023年10月上旬撮影)

ダムの北側には新名神高速道路の茨木千提寺インターチェンジ、南側には茨木市街地という全国でも珍しい都市型ダムでもあります。

安威川ダムの地図はこちら↓


茨木市の中心部から車や路線バスで約30分という距離ながら、棚田や清流といった豊かな自然にふれることができる安威川ダム周辺。そのアクセスの良さを活かし、ダムの湖畔では都市公園「ダムパークいばきた」の整備が進められています。


ダムパークいばきたの建設現場(2023年10月上旬撮影)

2024年4月の一部施設オープンを目指して整備中の『ダムパークいばきた』。「公共施設」と「民間施設」が共存する珍しい都市公園となる計画で、以下の5つのエリアで構成されます。


  拠点施設エリア



駐車場や府道に面した「公園の玄関口」です。多目的室を備えた施設棟のほか、広さのある通路ではマルシェなどの催しも可能で、公園を訪れる皆さんの「ワクワク感」を高めます。ユニバーサルデザインのトイレ棟も設置します。

広場エリア



ゆったりとくつろげる芝生広場やリング状の園路、各種イベントが可能なステージなどがあるエリアです。桜やサルスベリも植樹予定で、緑に包まれた和やかな時間を過ごしていただけます。

にぎわい検討エリア



半分がイベントゾーン、半分が民間施設の飲食ゾーンになる予定です。イベントゾーンは芝生となっており、アイデア次第でさまざまな使い方が可能です。飲食ゾーンはBBQの出店が予定されています。

デッキエリア(水上アクティビティ)
※2026年度供用開始予定



波が少ないダム湖の湖面を活かした、サップやカヌーなどの水上アクティビティが楽しめるエリアです。にぎわい検討エリアからスロープを下って湖面付近まで下りていきます。

民間吊り橋エリア
※2025年春オープン予定
※2024年12月開業予定から延期



ダム湖の右岸と左岸をつなぐ吊り橋があるエリアです。この吊り橋は民間事業者が建設・管理する民間施設で、人が渡る吊り橋(人道橋)としては日本最長の420メートルとなる予定です。さらに、橋の上から湖面に向かって豪快にジャンプするバンジーなど、スリリングなアトラクション好きにはたまらない機能も。現在、事業者による設計が進んでおり、世界的にも珍しいデザインになる予定。

このなかでも特に話題となっているエリアが「民間吊り橋エリア」。ダム湖上空に歩行者専用の橋としては日本一長い吊り橋を設置する計画で、橋の中央付近にはバンジージャンプが体験できるスポットも設置される予定です。(ちなみに現在日本一長い吊り橋は静岡県三島市にある「箱根西麓・三島大吊橋:三島スカイウォーク約400m」)


安威川ダム(2023年10月上旬撮影)

2023年10月上旬時点で吊り橋は確認できませんでしたが、2025年春のオープンを目指して工事が進められているとのこと。最新の吊り橋の建設状況に関しては、以下の記事を参照してください。

【茨木】ダムパークいばきたで建設中の日本一長い吊り橋は今こんな感じ!開業は2025年春に延期

茨木市はこの公園の利用をきっかけに茨木市の北部地域「いばきた」の魅力に触れ、訪れたくなってもらえるような、「山とまちをつなぐハブ拠点」となることを期待しているそうです。

北摂エリアの新しい観光スポット「ダムパークいばきた」。今からオープンが楽しみです!!

|安威川ダム展望台へ行かれる方は、茨木市のホームページにアクセス方法が記載されていますのでご確認ください。
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