国交省が2022年の基準地価を公表!大阪の商業地で最も上昇率が高かったのは北摂のあの場所!
9月20日、国土交通省は土地取引の目安となっている「基準地価」(2022年7月1日時点)を公表しました。

■全国の地価動向は全用途平均で3年ぶりに上昇~令和4年都道府県地価調査~
今回の地価調査は全国21,444地点を対象に行われ、2022年7月1日時点の価格を調査。大阪府内では689地点が調査対象となっています。
2022年7月1日時点の全国基準地価は全国平均(全用途)で前年比で「+0.3%」となり、3年ぶりに上昇に転じました。特に住宅地は「+0.1%」と、31ぶりに上昇に転じるなど、都市部を中心に地価は上昇傾向となっています。
大阪の商業地で最も高い上昇率だったのは、北摂の'あの'場所!!!
地価調査によれば、大阪の商業地の変動率は「+1.6%」となり、3年ぶりに上昇に転じました。
上昇率1位は2023年度末に北大阪急行線の延伸で新駅の開業が予定されている「箕面市船場東3丁目1-1」。前年比で「+7.3%」となり、大阪の商業地で最も高い上昇率となりました。

2023年度末の開業を目指して工事が進められている「箕面船場阪大前駅周辺」。
新駅予定地周辺では、2021年4月に大阪大学の箕面キャンパスが開校(箕面市彩都から移転)。2021年5月には「箕面市立船場図書館」、2021年8月には「箕面市立文化芸能劇場」がそれぞれ開館。

手前右手の建物が「箕面市立船場図書館」と「箕面市立文化芸能劇場」の複合施設。奥の建物が「大阪大学箕面キャンパス」。
新駅周辺ではタワーマンションや商業施設の開発も計画されており、しばらくは地価の上昇傾向が続くとみられます。
大阪の商業地上昇率TOP5
順位 | 所在地 | 前年比 |
1位 | 箕面市船場東3-1-1 | +7.3% |
2位 | 大阪市港区弁天4-12-27 | +5.9% |
3位 | 堺市堺区向陵中町2-86 | +5.8% |
4位 | 吹田市江坂1-23-18 | +4.3% |
5位 | 大阪市港区南市岡1-2-1 | +4.0% |
4位には吹田市江坂エリアがランクイン。江坂周辺もコロナ禍以降は下落傾向にありましたが、新型コロナウイルスの感染拡大による行動制限の撤廃や消費が回復してきていることもあり、上昇に転じました。

多くの商店が集まる「江坂ウエストサイドストリート」。
新駅の開業や交通利便性の高い住宅地で地価の上昇傾向が顕著となっている北摂エリア。来年以降はどのように変動していくのか。今後の動向に注目したいと思います
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