かつて吹田に水族館を併設した市営の遊園地があったみたい。その場所は今…
2022年02月24日
先日、吹田市朝日が丘町の新築店舗物件を取材中、片山坂沿いに不思議な「オブジェ?」を発見しました。
それがこちら↓

「虹ます」と書かれた魚のオブジェ。
オブジェがある場所は吹田市朝日が丘町にある「片山浄水場」前。昨年12月に大規模改修工事を終え、新しく生まれ変わった浄水場の正門横に設置してあります。

片山浄水場の場所↓
「ニジマス」といえばサケ科に属する食用魚で、養殖や釣りの対象にもなっている魚ですが、なぜこのようなオブジェが片山浄水場の入口にあるのでしょうか。
気になって調べてみると、かつてこの場所には「水道遊園 虹ますセンター」という、市営の遊園地が存在したことがわかりました。

こちらは現在の片山浄水場。テニスコート90面分(約23,200㎡)の敷地に10本の井戸、地下水を処理する水処理施設、3つの配水池があるそうです。
片山浄水所は地下水を原水とする全国でも珍しい浄水施設として、1953年(昭和28年)にオープン。施設の老朽化で処理能力が低下していたため、2016年から2021年12月まで、大規模な改修工事が行われていました。
そんな片山浄水場に市営の遊園地「虹ますセンター」がオープンしたのは1968年(昭和43年)5月のこと。
こちらが当時の片山浄水場の配置図↓

家族で楽しめるレジャー施設として、浄水場に併設する形で「ニジマスの養殖場」や「ニジマスの釣り堀」、ミニ水族館、植物園、プール、滑り台、大阪市から払い下げられた市電および市バスの車両を利用した休憩所などがあったようです。
当時、特に子どもたちに人気があった「ニジマスの釣り堀」は、釣れたらそのまま持ち帰ることもできたとか。(当時の様子などは片山浄水場のパンフレットで確認することができます。)
そんな「虹ますセンター」もレジャーの多様化などで、年々利用者が減少。上水道施設等整備事業拡張のため、市民に惜しまれつつ、1981年(昭和56年)3月に閉園となったそうです。
YouTubeの吹田市動画配信チャンネルでも「片山浄水場」および「虹ますセンター」について取り上げていらっしゃったので、気になる方は上記の動画もあわせてご覧いただければと思います。
ふと疑問に感じた「虹ます」のオブジェを調べてみると、かつてこの場所にレジャー施設が存在したことを知ることができました!
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