太陽の塔'初代黄金の顔'を常設展示!「EXPO'70パビリオン別館」建設工事が始まるようです。

2021年12月21日
万博記念公園


どうも。「Enjoy EXPO」のアイスマンです。

今回は万博記念公園内に新しく整備される「(仮称)EXPO70パビリオン別館」建設工事についての続報です。いよいよ年明けから工事が始まるようなので、改めてお伝えいたします。


写真はEXPO'70パビリオン

初代「黄金の顔」を常設展示!EXPO'70パビリオンに別館が新設されます!

1970年の大阪万博(EXPO'70)の出展施設であった鉄鋼館を利用し、博覧会の記念館として、2010年オープンした「EXPO'70パビリオン」。

館内には未公開を含む約3,000点もの資料や写真、映像などが公開されており、大阪万博時代を知る貴重な展示施設となっています。


EXPO'70パビリオン内部

そんな「EXPO'70パビリオン」に隣接する形で新たに別館を建設。倉庫に眠ったままとなっている太陽の塔の初代「黄金の顔」の立座をメインに、大阪万博のレガシー作品の展示する新しい施設となる予定です。



 
現地の「黄金の顔」(2代目)

黄金の顔は太陽の塔のある‘4つの顔‘のひとつで、未来を象徴しているといわれています。現在設置されているものは2代目で、1992年の大改修時に現在のステンレス製に付け替えられました。

初代「黄金の顔」は直径10.6メートル、厚さ0.8ミリの銅板337枚を組み合わせ、表面には金色のフィルムが貼られたものでした。背面の170枚はゆがみや傷みが激しく処分されたそうですが、正面の167枚は当時のまま万博記念公園内の収蔵庫に分解して保管されてきたそうです。

そんな初代「黄金の顔」が再び脚光を集めたのは2018年。大阪万博50周年に向けて復元され、各地の美術館に期間限定で展示されると、広く話題となりました。


万博記念公園中央ゲート付近に掲示された建設計画のお知らせ

「(仮称)EXPO'70パビリオン別館」は地上2階建て、延床面積は約1,259㎡を予定。EXPO'70パビリオンの延床面積が約3,567㎡なので、3分の1ほどの大きさとなるようです。

EXPO`70パビリオン別館建設工事に伴う立入禁止について(2021年12月21日)



工事期間は「2022年1月26日(水)~2023年4月30日(日)」を予定しているようで、工事期間中は一部通行止めなどもあるようです。(詳細は上記のリンク先をご覧ください)

現時点で開館時期は明らかになっていませんが、工事期間から2023年夏頃までにはできるのではないでしょうか。また新しい情報が入りましたら追ってお伝えいたします。
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