国立民族学博物館の新しい顔!入口前に設置された「トーテムポール」は迫力満点です!
2020年07月15日
大阪府吹田市の万博記念公園内にあり、通称‘みんぱく‘で親しまれている国立民族学博物館。
「世界の民俗学・文化人類学を中心とした研究・展示」を行っている博物館および研究所で、世界の人々の暮らしや技術、さまざまな民族の資料を展示している施設です。
今回は、そんな国立民族学博物館の入口に新しく設置された「トーテムポール」についてご紹介します。

施設概要
施設名:国立民族学博物館
所在地:大阪府吹田市千里万博公園10-1
開館時間:10:00~17:00
※新型コロナウイルス感染拡大防止のため、営業時間を変更している可能性があります。詳しくは公式ホームページでご確認ください。
入館料:大人 580円、大学生 250円、高校生以下無料
施設名:国立民族学博物館
所在地:大阪府吹田市千里万博公園10-1
開館時間:10:00~17:00
※新型コロナウイルス感染拡大防止のため、営業時間を変更している可能性があります。詳しくは公式ホームページでご確認ください。
入館料:大人 580円、大学生 250円、高校生以下無料
トーテムポールとは

こちらが国立民族学博物館の入口付近に新しく設置された「トーテムポール」。
‘トーテムポール‘は、北アメリカの北西海岸に住む先住民の間で受け継がれてきた木造彫刻の総称です。トーテムとは祖先と特別な関わりがあると信じられている動物や自然現象のことで、親族集団の呼び名や紋章として伝えられてきたそうです。
現地ではただ単に‘ポール(柱)‘と呼ばれることが多く、家の柱や墓標、村の入口などに建てられてきました。その制作は19世紀に全盛期をむかえ、その後時代の流れとともに衰退したものの、20世紀後半に各地で復興しています。

なお、トーテムポールは部族や家族の出自、家系などによって彫られる動物が異なっているそうです。
国立民族学博物館に新しく設置されたものは、カナダに住む‘クワクワカワクゥ‘という民族のビル・ヘンダーソン一家が約1年をかけて制作。上部にヘンダーソン一家の紋章である「ワシ」、中央部に双頭の「大ウミヘビ」、下部にサケを抱いた「クマ」の姿が刻まれています。

一度建てられたトーテムポールは、手を加えずに自然にまかせて、朽ちるままにしておくのが現地の習わしとなっているそうです。
新しく設置された‘トーテムポール‘は2代目!
今回新しく設置された‘トーテムポール‘は2代目。
初代は国立民族学博物館の開館当時(1977年)から設置されたもので、新しいトーテムポールは初代と向き合うように設置されました。

こちらが初代のトーテムポール。
設置されてから40年以上の歳月が経ち、傷みが目立ちます。現地の習わし通り、自然に朽ちるまで修繕などはしないそうです。

こちらも同じく‘クワクワカワクゥ‘という民族が1977年に制作もの。上部にはサンダーバードという鳥が彫られていましたが、近年の台風で翼が折れてしまいました。

最後は新しく設置されたトーテムポールと国立民族学博物館を。
こちらのトーテムポールは誰でも無料で観ることができるので、ぜひ万博記念公園に行かれた際は足を運んでみてください。
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