万博記念公園にアリーナを新設する計画が始動!今月末にも事業者からの応募提案を受付へ
2020年07月03日
当ブログでも何度かご紹介している「万博アリーナ計画」。
大阪モノレール万博記念公園駅前の駐車場およびホテル等跡地に、関西最大規模の多目的アリーナを新設する計画です。
今年4月にも民間事業者から応募提案を受け付ける予定でしたが、新型コロナウイルスの感染拡大による事業者の経営環境悪化に配慮し延期に。
当初の予定より3か月ほど遅れましたが、7月下旬にも応募受付を始めることが明らかになりましたので改めてご紹介します。

関西最大規模のアリーナ建設が計画されている'万博記念公園中央駐車場'と、今年2月末で閉館した'ホテル阪急エキスポパーク'。
万博記念公園駅前アリーナ計画とは
大阪府は、大阪モノレール‘万博記念公園駅‘南側の府が所有する土地を民間事業者に貸し出し、コンサートや国際的なスポーツ大会を開催できる多目的アリーナを民間業者に整備・運営してもらう計画です。
現在のところ正式な計画名はなく、「万博アリーナ」や「吹田アリーナ」「エキスポアリーナ」などと呼ばれています。

コンサート使用時のイメージ図 出典:大阪府資料
アリーナは固定座席数が最低15,000席以上を想定。もし実現すれば、関西のアリーナ施設では最大規模となる見込みです。(大阪城ホールは固定席9,000席、最大収容人数16,000人)

スポーツ大会開催時のイメージ図 出典:大阪府資料
国際的なスポーツイベントやコンサート全般の開催を想定。具体的には「バレーボールのワールドカップ」や、「フィギュアスケートの選手権」などの開催を想定しています。
建設予定地は万博記念公園駅前
大阪モノレール「万博記念公園駅」の南側に広がる、大阪府の所有地に建設が計画されています。

アリーナの建設計画地には「万博記念公園中央駐車場」や2020年2月末で閉館した「ホテル阪急エキスポパーク」、1970年大阪万博時に建設された万博記念ビル(旧協会本部ビル)」などがあります。
隣には大型複合施設「エキスポシティ」、駅を隔てた北側には太陽の塔でお馴染みの「万博記念公園」があるという立地です。
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コロナの影響を考慮し、アリーナの開業は「大阪・関西万博」までを求めず
当初アリーナの完成は、2025年4月から大阪・夢洲で開催予定の「大阪・関西万博」までの開業を事業者に求める予定でしたが、新型コロナウイルスによる社会情勢等の悪化を考慮して万博前の開業を求めない方針に転換。
■ 大阪府、吹田アリーナ「万博前」開業求めず コロナ受け
さらに4月に予定されていた民間からの応募提案の受付を7月に延期するなど、新型コロナウイルスの影響がここにも及んでいます。

今後のスケジュール
●応募提案の受付
2020年7月27日(月)~7月31日(金)
●プレゼンテーション及び審査
2020年8月下旬頃
●最優秀提案者及び次点提案者の決定・公表
2020年9月頃
●基本協定の締結以降
協議状況による
参考資料
http://www.pref.osaka.lg.jp/fukatsu/ekimae/index.html
●応募提案の受付
2020年7月27日(月)~7月31日(金)
●プレゼンテーション及び審査
2020年8月下旬頃
●最優秀提案者及び次点提案者の決定・公表
2020年9月頃
●基本協定の締結以降
協議状況による
参考資料
http://www.pref.osaka.lg.jp/fukatsu/ekimae/index.html
2020年7月16日追記
再度スケジュールの変更が発表されました。詳しくは別記事でご紹介しています。
新型コロナウイルスの影響で遅れていたアリーナ計画ですが、いよいよ始動することになります。
まだまだ課題も多くある計画ではありますが、今後の行方を注意深く見守っていきたいと思います。
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