太陽の塔だけじゃない!吹田市江坂にある岡本太郎作のオブジェは一見の価値あり!
突然ですが皆さんは「吹田市」と聞いてなにを思い浮かべますか?
多くの人は万博記念公園にそびえる「太陽の塔」を思い浮かべるのではないでしょうか。1970年に大阪・千里丘陵で開催された‘日本万国博覧会‘(通称:大阪万博)のテーマ館として建設された「太陽の塔」は吹田市のシンボルとなっています。
そんな‘太陽の塔‘の制作者'岡本太郎'の作品が、吹田市江坂エリアにもございます。
岡本太郎の作品がある「吹田市江坂」とは
江坂は吹田市の南西部、大阪市および豊中市に隣接する場所にあります。

江坂とは、一般に大阪メトロ御堂筋線の江坂駅周辺のことを指します。
新大阪駅から大阪メトロ御堂筋線の千里中央方面に2駅、梅田駅から5駅という立地の良さもあり、ダスキンやエースコックなどの大手企業の本社が立地しています。駅周辺はビジネス街としての顔を持ちながら、マンションなども多く建ち並んでおり、住宅地という面も持ち合わせています。
そんな江坂には、岡本太郎の作品が2つも展示されています。
ダスキン本社ビルにある「みつめあう愛」
ひとつは江坂駅から北側に徒歩3分ほどの場所に立地する「ダスキン本社」に設置されています。

こちらが「ダスキン本社ビル」です。2つの大きなビルが連結された構造となっており、2階エントランスに作品が展示されています。エントランス部分はテラス構造になっており、誰でも自由に出入りすることができます。もちろん入場料や観覧料などはいりません。

こちらがダスキン本社ビル2階エントランスに設置されている「みつめあう愛」。高さ約8m、横幅は約4mもある、巨大な作品です。
ダスキン本社ビルが完成した1990年に設置され、以来30年間、この江坂の地を見つめてきました。

下から見上げると、立体的な作品だということがわかります。
ダスキン本社ビルに設置された経緯は、1988年に岡本太郎がダスキンのCMに出演したことが縁で、ビル完成時に寄贈されたそうです。
岡本太郎とダスキンにそんな繋がりがあったことを知る方も少ないのではないでしょうか。

ちなみにこちらの作品、夜はライトアップもされます。遠方から万博公園の「太陽の塔」を見に行かれる方は、ぜひ訪れておきたい場所のひとつです。
豊津公園にある「リオちゃん」
もうひとつの岡本作品は、ダスキン本社ビルに隣接する「豊津公園」の入口に設置されています。

右に見えるのが、さきほどご紹介した「ダスキン本社ビル」。
道路を一本隔てて隣接する「豊津公園」にそのオブジェはあります。

こちらが「リオちゃん」。
1983年に江坂に開業した「カーニバルプラザ」という多国籍レストランに設置されていた看板です。ダスキンが開業の際に製作を依頼し、カーニバルプラザが閉店する2007年9月まで設置されていました。
その後は、2007年に吹田市立博物館で開催された「‘07EXPO‘70-わたしと万博ー」に合わせて吹田市に寄贈。そして、2011年5月に、再び江坂の地に里帰りをすることになったそうです。
元々は看板として制作されたため、作品名などはなく、リオのカーニバルから取って「リオちゃん」という愛称がつけられています。
ぜひ皆さんも吹田市にお越しの際は、江坂にある岡本太郎作品を見に行かれてみてはいかがでしょうか。
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