さようなら「タムタム」...。ニフレルのミニカバが独り立ちを迎えたため、神戸へ巣立つそうです。
少し残念なニュースが入ってきました...。
昨年2月にニフレルで誕生した‘ミニカバ‘の
「タムタム(オス、1歳4か月)」。

出典:https://www.kaiyukan.com/press/200615_nifrel_tamurtamu.pdf
1歳を過ぎた頃から母親と離れて行動することが多くなり、独り立ちの時期を迎えていると考えられることから、7月14日(火)の閉館後に「神戸どうぶつ王国(兵庫県・神戸市)」に搬出されることが発表されました。
タムタムの生い立ちを振り返る
ミニカバとは
ミニカバは、西アフリカ(ギニア・コートジボワールなど)の限られた地域にしか生息していない貴重種。正式名称は「コビトカバ」。人間の乱獲などにより個体数が激減したため、現在はワシントン条約で保護されており、全世界でわずか2,000~2,500頭しか生息していません。(国内では6施設、13頭のみ飼育されています。)
タムタムの生い立ち
「タムタム」は、ニフレルの開業当初から飼育されていたシンガポール出身のミニカバの雄「モトモト」と、2017年5月にシンガポールからやってきた雌の「フルフル」との間に、2019年2月21日に誕生した男の子です。

出典:https://www.kaiyukan.com/press/200615_nifrel_tamurtamu.pdf
誕生から約1か月後の2019年3月から一般公開が始まり、ニフレルの新しいアイドルとして大人気に!3月~4月には愛称を一般公募で募集。総数約1万通の応募の中から「タムタム」が選ばれました。
「タムタム」は、コトバの響きにかわいらしさと親しみやすさがあり、また、パクパクさせている口からや、母親の「フルフル」の後ろをついて歩く姿から聞こえてきそうな「音」であることが、ニフレルのコンセプト「感性にふれる」にも共通することから決定いたしました。(一部抜粋)
ニフレル公式発表より 2019.04.13
ニフレル公式発表より 2019.04.13
その後はすくすく成長。
誕生当時は「6.4kg」だった体重も現在は「120kg」(2020年6月9日測定)にまで育ったそうです。

出典:https://www.kaiyukan.com/press/200615_nifrel_tamurtamu.pdf
写真からも大きく成長したことがわかりますね。
独り立ちの時期を迎え、神戸へ巣立つことに
そんな「タムタム」ですが、1歳を過ぎた頃から母親と離れて行動することが多くなり、独り立ちの時期を迎えているそうです。
通常、ミニカバのオスは3歳で繁殖期を迎えるようになるそうです。タムタムは、まだ1歳4か月ですが、繁殖適齢期を迎える前に新しい環境に慣れておくことで、将来の繁殖につなげたいとの考えから、メスを1頭飼育している「神戸どうぶつ王国」へ搬出することが発表されました。
なお、搬出されるのは「2020年7月14日(火)の閉館後」になるとのこと。
そんな巣立ちを迎えた「タムタム」を応援しようと、ニフレル館内および公式SNSにて、巣立って新しい環境で暮らす「タムタム」への応援メッセージの応募が始まっています。
詳しくは「ニフレル公式ホームページ」をご覧ください。
なお、ミニカバの寿命は30年といわれており、「タムタム」の人生はまだまだこれから。新しい環境でもすくすくと元気に過ごしてもらいたいものです。
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