赤色の太陽の塔は警戒!?「大阪モデル」の達成状況をライトアップで周知する取り組みが始まります。
2020年05月08日
先日5月31日まで延長となった「緊急事態宣言」。
国内の感染者は少しずつ減少傾向にありますが、東京や大阪などの13都道府県(東京都・神奈川県・埼玉県・千葉県・大阪府・兵庫県・福岡県・北海道・茨城県・石川県・愛知県・岐阜県・京都府)は特別警戒都道府県に指定されるなど引き続き、不要不急の外出自粛などが要請されています。
そんななか、大阪府は独自に休業要請などを緩和する基準を設けた「大阪モデル」を公表。感染経路が不明の患者数や、PCR検査の陽性率、重症患者の病床使用率などを基に、警戒レベルを色分けして発信すると発表しました。

新型コロナウイルスの警戒レベルを府独自の基準で色分けする「大阪モデル」とは
5月5日、大阪府は独自の基準に基づく自粛要請・解除および対策の基本的な考え方「大阪モデル」を作成し、公表しました。
大阪モデルの基準 | |
感染経路不明の人数 (直近1週間の平均値) | 10人未満 |
PCR検査の陽性率 (直近1週間の平均値) | 7.0%未満 |
重症患者の病床使用率 | 60%未満 |
上記の3項目すべての基準を7日連続で達成できたら、自粛を段階的に緩和していきます。
なお、警戒基準等は、3月末の感染爆発の兆候が見られた際の実数値等に基づき作成したとのこと。今後、感染症患者発生状況等を踏まえ、必要に応じて見直しも検討するようです。
■大阪モデルについては府の公式HPを参照してください
大阪府のホームページで警戒レベルを色分けして発信!通天閣や太陽の塔でも
大阪府は府の公式ホームページにて、大阪モデルの基準に照らし合わせた数値を公開。「新型コロナ警戒信号」として色分けした情報を発信します。

引用:大阪府公式ホームページより
色分けは信号機に例えたようで、「赤色、黄色、緑色」の3種類となっています。
3つの基準値のうち、どれか1つでも基準を上回った場合は「赤色」の警戒。基準をすべてクリアしていても、1週間継続できていなければ「黄色」の注意喚起。すべての基準を1週間継続できた場合は「緑色」で色分けするようです。
基本的には府のホームページや公式SNS等で発信しますが、通天閣と太陽の塔でも5月11日(月)からライトアップを利用して周知するとのこと。

ライトアップは5月11日(月)からですが、5月8日(金)に試験点灯が行われました。自宅から太陽の塔が近いので、散歩ついでに様子を見に行ってみました。
太陽の塔が赤くライトアップされると警戒信号ということになります。地元の方は知っているかもしれませんが、以前から太陽の塔はさまざまな色でライトアップされており、あまり違和感を感じません。(初見の人は少し怖いかも...)
続いては「注意喚起」を表す黄色でのライトアップ。

最後に基準値クリアを表す緑色のライトアップの様子。

通天閣や太陽の塔をライトアップしても、見られる人は限られるという意見も多くあります。基本は府の公式ホームページを確認することになるようなので、ライトアップはあくまでも周辺を通行した人に「一目でわかりやすく可視化したもの」ということだそうです。
ちなみにライトアップは、5月15日(金)に過去1週間分の状況が反映されます。そのため「5月11日(月)~14日(木)」は暫定的に『黄色のライトアップ』を行うとのこと。
太陽の塔が赤色にならないように、今後も感染症対策をしっかりと行っていきたいところです。
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