大阪モノレールが2024年度までの中期経営計画を策定。万博公園のアリーナ構想にも触れています
今回皆さんにご紹介したいのは、大阪モノレールを運営する大阪高速鉄道株式会社が策定した「中期経営計画 2020-2024」。
中期経営計画とは、企業が中期的に目指す、あるべき姿と現状とのギャップを埋めるための計画。簡単にいえば、これからの数年間に実施する設備投資だったり、沿線開発に沿った計画などが記載されている資料です。
今回はそんな大阪モノレールが策定した中期経営計画で、気になった項目をいくつかピックアップしてご紹介したいと思います。

新型車両(3000系)の導入時期はやや遅れる見通しに
2018年10月21日に運行を開始した新型車両の大阪モノレール3000系。
大阪モノレールの17年ぶりとなる新型車両として注目を集め、公益財団法人日本デザイン振興会主催の「2018年度グッドデザイン賞」を受賞するなど、内外から高い評価を得ています。

大阪モノレール3000系
当初の計画では2021年度までに8編成を投入する予定でしたが、今回発表された中期計画では新型車両の投入時期が予定よりも遅れることが明らかに。
2020年度に1編成
2021年度に3編成
2022年度に4編成
と、導入時期が1年ほど先送りになりました。
可動式ホーム柵は予定通り、2022年度までに全駅設置へ
2018年6月に発生した大阪北部地震をきっかけに、より安全性を高めるために整備が進められている可動式ホーム柵。

■ 万博記念公園駅の可動式ホーム柵が使用開始!これ結構壮観です…
現在は大阪モノレール全18駅のうち、比較的利用客が多い8駅への設置が完了しています。今後は当初の計画通り、2022年度までに残るすべての駅に設置を予定しているようです。
■2020年度設置予定駅
大日・少路・南摂津・宇野辺
■2021年度設置予定駅
柴原阪大前・阪大病院前・摂津
■2022年度設置予定駅
沢良宜・豊川・公園東口
大日・少路・南摂津・宇野辺
■2021年度設置予定駅
柴原阪大前・阪大病院前・摂津
■2022年度設置予定駅
沢良宜・豊川・公園東口
今後の予定をみても、比較的利用者が多い駅から設置していく感じですね。
万博公園アリーナ構想にも触れる
そして個人的に一番気になったのが、中期経営計画のなかに初めて登場した「万博公園アリーナ建設構想」への対応。

出典: https://www.osaka-monorail.co.jp/monorailwp/wp-content/uploads/2020/04/plan2020-2024.pdf
■ 万博記念公園駅前に関西最大規模のアリーナ計画が浮上!最新情報をまとめてみた。
2019年9月に明らかとなった「万博公園アリーナ建設構想」。
大阪モノレール万博記念公園駅前の大阪府が所有する土地に、関西最大規模の多目的アリーナを建設する構想。現段階では事業者の公募開始前で(新型コロナウイルスの影響で公募開始が延期)、まだ計画は構想段階。
そんな訳で中期経営計画では
「2025年の万博記念公園駅前のアリーナ建設構想を受け、必要な投資を検討し実施します」
との記載のみとなりました。
今後計画が決まり次第、より具体的な対応が示されるものと思われます。
他にも駅ナカビジネスの展開や、2029年度に予定されている大阪モノレール延伸事業に関することが記載されています。気になる方は一度目を通してみてください。
■ 中期経営計画2020-2024について(PDF)
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