ホテル阪急エキスポパークが閉館。最終日の様子を覗いてきました
2020年03月01日
大阪モノレール万博記念公園駅前にて、2004年より営業を続けてきた「ホテル阪急エキスポパーク」。

ホテルは1990年に「ホテルオオサカサンパレス」として大阪府の外郭団体である財団法人大阪勤労者職業福祉センターが開業。この頃はバブル時代の全盛期で、エキスポランドの集客も絶好調だったころ。同じ年には大阪モノレールが開通(千里中央~南茨木)するなど、万博記念公園周辺の利便性が飛躍的に向上した年でした。
しかし、その後は経営に行き詰まり、ホテルは第一阪急ホテルズ(現在の阪急阪神ホテルズ)に売却。
2004年4月より「ホテル阪急エキスポパーク」としてリニューアルオープン。約16年にわたり営業を続けてきましたが、賃貸借契約の満了に伴い、 2020年2月29日(土)をもって営業を終了しました。

ホテル阪急エキスポパークの閉館を知らせる掲示(2020年3月1日撮影)
■ 30年の歴史に幕。万博公園前にある「ホテル阪急エキスポパーク」が2020年2月で営業を終了するそうです。
最終日の様子を覗いてきた
残念ながら営業終了となってしまった「ホテル阪急エキスポパーク」。
ホテルの様子を少しでも目に焼き付けようと、最終日の様子を覗いてきました。

「ホテル阪急エキスポパーク」は、ホテルとしての機能はもちろん、プールやフィットネスクラブ、宴会場、結婚式場などを兼ね備えた複合的な施設でした。

ホテル1階のフロント付近の様子。1階にはカフェやレストランもあり、週末は多くの人で賑わいました。

1階エントランスにある、ハンドベルの時計。ある一定の時間になると、ベルがさまざまな音色を奏でていました。
これをボーッと眺めるのが好きでした…

こちらは地下1階ロビーの様子。大理石でできた床と大きな柱が印象的です。

万博記念公園駅やエキスポシティに面した地下1階は、実質的なメインエントランスとなっていました。

地下1階ロビー壁面にある壁画。なにを表現したものなのだろうか。
このほかにも、2018年6月に先立って閉館した高級フィットネスクラブ、スライダーを兼ね備えた大きなプールなどもあり、地域の方にも愛された施設でした。
ホテルの跡地はどうなる?
賃貸借契約の満了に伴い閉館した「ホテル阪急エキスポパーク」。土地は大阪府の所有地となっており、府は跡地に'関西最大規模'の多目的アリーナ施設の建設を計画しています。
すでに民間事業者に向けた公募は始まっており、2020年5月上旬ごろには最優秀事業者が決まる予定となっています。
なお、ホテルそのものは解体されるのか、再利用されるかは未定となっています。

いずれにしても、大きな変革期を迎えている万博公園周辺。今後も動きがありましたら、お伝えしていきたいと思います。
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