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ポケモンEXPOジムが閉館してOEV(英語村)が閉館しない理由とは・・・

エキスポシティの大型エンターテインメント施設のひとつ「ポケモンEXPOジム」。エキスポシティの目玉の一つとして開業したものの、思うように集客できず、開業から2年を待たずして今月24日をもって営業を終了することが発表されています。


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閉館理由は?
ポケモンEXPOジムを運営する造船を中核とするサノヤスホールディングス(HD)傘下で、遊園地などの設備を手掛けるサノヤス・インタラクションズによると、集客が思うように伸びず、今後も改善する見込みがないことなどから閉館するに至ったと発表しています。



来館者は想定の半分以下
開業当初こそは話題を集めた‘ポケモンEXPOジム‘ですが、料金システムのわかりずらさや、幅広い年齢層を取り込むことができなかったこともあり、当初予定していた来館者数を大幅に下回る状況が続いていました。アトラクションを一部改良するなど、てこ入れ策を実施するも思うように集客に結びつかず、今後も改善する見込みがないことから営業を終了することが発表されました。


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ではなぜ思うように集客できなかったのでしょうか。


問題点① 料金システム
まず料金システムの複雑さが挙げられます。ポケモンEXPOジムは初めて利用する際は‘メンバーズカード(500円)‘を購入する必要があります。これが実質的な入場料となっており、子どもの付き添いで施設内に入場する保護者なども購入する必要があり、アトラクションを利用する前から大きなハードルとなっていました。また、施設内にある各アトラクションを利用するには、購入したメンバーズカードに料金をチャージして利用する必要(ICOCAなどのIC乗車券のようなシステム)があり、その複雑さから利用をためらう方も多かったように見受けられます。施設内では各アトラクションごとに料金が発生し、全てのアトラクション(400円~600円)を利用するには3000円程かかるコストの高さも、来場者を遠ざけてしまう大きな理由のひとつになっていたのではないかと思います。

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問題点② アトラクションの対象年齢
施設運営会社が「幅広い年齢層を取り込み切れなかった」と取材に応えているように、アトラクションの対象年齢が幼児から小学生向けに造られていたことが大きな原因のひとつではないかと思います。ポケットモンスター(通称=ポケモン)は、1990年代後半に大ヒットしたゲームから生まれたキャラクターで、ポケモン世代と呼ばれる層は今の20代~30代前半になります。そういった世代も楽しめるアトラクション、さらにいえばもっと幅広い年齢層が楽しめるアトラクションを設置していれば、状況はもっと違っていたのではないかと思います。私も開業前は幅広い年齢層が楽しめる‘屋内型遊園地‘のようなイメージをもっていただけに、開業直前に発表された施設概要をみて少しガッカリしたことを覚えています。


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問題点③ 運営会社のノウハウ
ポケモンEXPOジムを運営する‘サノヤス・インタラクションズ‘は、遊園地など設備を手掛ける中堅会社で、実際にポケモンEXPOジムのような施設を運営することは初めてでした。そんな運営ノウハウの乏しさが集客面に大きな影響を与えたことは否めません。


ーSNSなどを使った情報発信
ポケモンEXPOジムが集客に苦戦して閉館する一方で、絶好調な施設がポケモンEXPOジムの隣にあります。今までにない新感覚水族館として、今なお注目を集める‘ニフレル‘です。ニフレルは開業前からSNSやCMなどを使って情報発信を行ってきました。運営会社が近鉄グループという大手であることもありますが、開業から2年あまり経った現在もCMなどを頻繁に流すことで集客を伸ばしています。一方、ポケモンEXPOジムは開業当初から最近までSNSなど使った情報発信はないに等しく、公式LINEを開設したのは今年の2月になってからでした。現地に赴かないと知りえない情報なども多かったことから、情報発信にもう少し力を入れていれば結果は違っていたのではないかと思います。閉館するニュースが流れて、初めてポケモンEXPOジムという施設があったことを知ったという方が多数いて、私自身も情報発信の重要性を改めて認識しました。



ー料金体系の見直し
集客に苦戦していることを分かっていながらも、料金体系の大幅な見直しを行わなかった運営会社。ポケモンというコンテンツに頼りすぎていた部分があったのではないかと感じてしまいます。同じく苦戦していると伝えられていたエキスポシティの中核施設「OSAKA ENGLISH VILLAGE(オオサカイングリッシュビレッジ)」は、開業からわずか半年あまりで料金体系を大幅に変更。英語教育に力を入れる中学校や高校、海外研修前の英語学習の場として会社単位での団体客が増加。今は団体客を中心に集客を伸ばしており、日によっては一日貸し切り状態の日もあるほどになりました。個人客の集客は相変わらず苦戦している印象ですが、料金システムの改良や対象年齢の幅を広げるなどの効果が、少しずつプラスに働いている印象です。


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ーポケモン特需生かせず
昨年7月にリリースされたスマートフォン向けアプリ‘ポケモンGO‘が世界的に大ヒット。エキスポシティに隣接する‘万博記念公園‘がポケモンGOの聖地と呼ばれるなど、ポケモンEXPOジムに大きな追い風が吹きました。しかし、アプリとの連携などは資金不足などから行わず、特需を生かしきれませんでした。



以上のようなさまざな要因から、開業からわずか2年あまりで閉館するに至ったのではないかと思います。今後は跡地利用について注目が集めるところですが、今のところ跡地利用については未定と発表されています。今後判明次第、当ブログでもご紹介したいと思います。



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コメント

No title

もしもコンペつながりで市民・府民のための教育・健康・文化系の施設で
なければならない縛りがあるなら、計画時にあった温浴施設になるのではと思う。

No title

追記:次の施設は、ということで。

スパプー的な

ものだったら大歓迎

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2015年11月19日(木)に大阪府吹田市のエキスポランド跡地に日本最大級の大型複合施設EXPOCITY/エキスポシティがオープンします。このブログでは、エキスポシティの最新情報を一早くお伝えするしています。最新の情報をどんどん発信していきます!

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